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読売新聞 2004年 2月 4日

からだの質問箱

A 唾液腺が詰まる

右のほおに口内炎のようなしこりがあるのに気づき、そのあと右耳の後ろが赤くなって痛みました。病院で「唾液腺が詰まっている」と言われましたが、どんな病気があるのでしょうか。
(東京・38歳女性)

Q 感染症起きている可能性も

唾液腺は、唾液を常に作っている器官で、唾液は「導管」と呼ばれる細い管を通じて、口の中に分泌されます。唾液は食べ物を消化したり、飲み込んだりするのを助け、潤いのある口内環境を保つとともに、口の中で有害な細菌の発育を抑える働きがあります。

唾液腺には大と小があり、大唾液腺は舌下腺(ぜっかせん)、顎下腺(がくかせん)、耳下腺の三つがあります。ご質問の方の唾液腺は、耳の下から下あごの外側にかけてみられる耳下腺で、さらさらとした多量の唾液を出し、消化する時に一番活躍する唾液腺と言っても良いでしょう。

しかし、唾液を口の中に運んでいる導管が、感染症で炎症を起こしたり、歯でかんで傷をつけたり、石(唾石)が出来たりして、管が詰まることがあります。そうすると、飲食をする時などに、反射的に多量の唾液が分泌された時、唾液腺の中に唾液がたまってしまい、「唾仙痛(だせんつう)」と呼ばれる強い痛みや、腫れが起きます。

この方の症状からは、導管の口の中に開いている部分に感染症が起きて導管が狭くなり、唾液がたまったり、耳下腺に炎症が起きたりした可能性があります。感染症であれば抗菌薬を服用するなどして、感染症を抑えることが先決です。

ただ、耳下腺は、いろいろな病気が起きやすい器官で、一口に「腫れ」といっても、病気の種類により、特徴があります。口腔(こうくう)外科の専門医の、精密検査を受けることをお勧めします。

【2004年 2月 4日 掲載】